主と影


■ 主と影 ■

「主様」
呼ばわる声が変わっていて、かかる重みが少しだけ遠慮ない時は、
この男が弱っている証拠だと気づいたのは、いつからだったか。

「どうした? 佐助」
甘やかす声で名前を呼び返すと、抱きこむ腕に力がこもる。
肌に触れる呼気が微かに震えていて、見えない位置でこっそりと笑った。
回りくどく甘えて縋って来る、この影がいとおしくてたまらない。



相手が大好きで頼りにしていていとおしく思ってるのは幸村だけど、相手の存在で救われていて
尚且つ執着してるのは佐助だと思う。そんな佐幸が大好物です。
そして更に『大好き』が明るく病んでてどっかやばい幸村とか、ごはん10杯ぐらい余裕です。
佐助のやんでれ具合にぞくぞくしつつ全部もってこいって感じの主様希望。
実は幸村の包容力はとんでもないとかたまらん。

2010/02/27up.
SAI/IllustStudio1.0


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